研究成果と目標
これまで経験値によってのみ評価されていたラビング布の特性を定量的に評価するトライボシステム加振法を開発しました.
これにより,摩擦を制御しやすいラビング布の設計を可能にし,ラビング布と高分子膜間の定量的な摩擦制御を可能にします.
高精細液晶ディスプレイ
Key Technology:ラビング布と高分子膜間の摩擦制御
ディスプレイ基板に塗布された高分子膜をラビング布で摩擦することにより,液晶分子は摩擦方向に沿って配向します.
均一な液晶分子の配向は,液晶ディスプレイの高表示品質のための必要条件です.
すなわち,この摩擦制御技術が液晶ディスプレイの高表示品質の鍵を握っています.
ラビング布のSEM写真
日本機械学会東北支部技術研究賞受賞 (2003)
日本トライボロジー学会論文賞受賞 (2003)