通信衛星・宇宙機器
Key Technology:動く部位分の摩擦制御と低摩擦の長寿命化

 宇宙機器の故障及び寿命は,ほとんどの場合,接触面における潤滑不良及び潤滑剤の消耗によるものです.摩擦と摩耗のトラブルが宇宙機器を一瞬にして宇宙ごみにしてしまうのです.
 即ち,接触面における潤滑技術(摩擦制御,寿命の制御)は,将来の宇宙機器の鍵を握る技術であり,革新的な新技術の導入が求められています.

研究成果と目標

 新たに開発したトライボコーティング法により,
従来の潤滑材より低い摩擦と摩擦振動を実現しました. さらに半永久寿命の可能性を実証しました.
 次世代の宇宙機器は,地上からリアルタイムで制御します.さらに完全自己修復型潤滑システムを実現します.