トライボロジーを基盤とした機械設計 / Tribologically-based Machine Design

トライボロジーとは

トライボロジー(Tribology)とは表面・接触面における科学と技術.
機械の信頼性と耐久性,そして性能を決める鍵を握る学問です.

機械の故障や寿命の原因の75%は接触面で発生し,先端機械の性能限界は多くの場合,接触面の摩擦・摩耗特性に強く依存しています. また接触面の摩擦と摩耗に起因したエネルギー損失とコスト損失はGDPの3%に達します. それゆえ,省資源と省エネルギーに貢献し,信頼性と耐久性に優れたより高性能な機械の設計には, 従来の「形と材料の設計」に加え「表面と接触面の設計」が強く求められます.
そのための科学技術が「トライボロジー(接触面の科学と技術)」です.

研究の目標

トライボロジー,すなわち接触面における摩擦と摩耗を科学的に追及し,それらを制御するための技術を開発します.
さらに,これらの科学と技術に基づいた機械設計法の構築を目指すとともに, それにより実現される高性能機械の創成を目標としています.

足立・神田研究室の現在の研究テーマ


これまでの研究テーマ

摩擦駆動システム(設計法)の研究開発

摩擦機構の解明と低摩擦システム(設計法)の研究開発

摩耗機構の解明と耐摩耗トライボシステム(設計法)の研究開発

摩擦・摩耗・表面特性の評価法及び解析法の研究開発

摩擦・摩耗制御のための表面創成技術.設計法の研究開発

これまでの研究テーマの詳細(外部リンク)